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2月14日 (3)  毒を食らわば・・・


ヌブールの村には、いろいろなOOCが飛び交っていました。とまどいの声、恨みの声、あきれた声、怒りの声、それをなだめようとする声、煽る声・・・。

復讐に向かおうと、あるいは、イベントに乗ってみようという声もありました。

そして、いちばん多かったのはおそらく、沈黙のままWarAgeを去った人たち。

また、WarAge側として参加した人たちの中からも、イベントを放棄してヌブール村に戻ってくる人がいるようでした。

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僕は、どうにかペア相手と合流。

ログを見直して、ここでようやく、BSQかELGの本拠地からイヤリングを取ってくる、ということがわかりました。

そんな無茶なことを・・・。WarAgeで経験をつんている人ですら、敵の本拠地に攻め込むことは至難の業だろうに。
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しかし、驚いたことに、本当にやってのけた人がいた模様。

その人がOOCにイヤリングのアイテムリンクを貼っていました。

それが右。

取ってきた手腕もすごいけど、取りに行く気になった根性もすごい・・・。


その後、カオスなOOCを聞きながら、ペア相手と愚痴をまじえつつ雑談。

話をしているうちに、だんだん、このまま終わらせるのが癪になってきました。

殺されたからではなくて、3時間も費やしたイベントの結末が、理由は人それぞれだろうけど、Pre側もWar側も、戦闘職も生産職も、たくさんの人を不快にさせるものだったから。

このまま終われば、不快なままで終わってしまいます。


考えてみれば、無茶なシナリオであるけど、それでも、イヤリング奪取というシナリオは提示されている。もうこれ以上悪くなりようがないのなら、いっそ最後まで付き合ってみるのも手じゃないか・・・?

ということで、イヤリングを奪いに行ってみることにしました。かなりヤケクソだけども、ここでぼ~っとしているよりはいいでしょう。


アルビーズの森に出てみると、前にあったサインボードが途中からなくなっていました。仕方ないので、勘で走り回ります。

途中、ペア相手からTell。友人からの情報で、イプスは軍属がいないということらしい。たどりつけるかわからないけど、Preの地形を参考に、なんとか向かってみることにします。

この後、ペア相手は中立軍に参加するということでお別れしました。


あっちをうろうろ、こっちをうろうろ。運が良かったのか、気が付けばイプスについていました。

サインボードがあったので、それをたどって行ってみると・・・。

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箱がいっぱい設置されていました。カカオBoxのほかに、食料Boxや装備Boxも。

装備は見た目はいいのですが、性能的には戦闘に耐えられるようなものではありません。まぁ、裸のまま放置されるよりも、着れるだけありがたいですが。

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装備Boxがちょっと変わっていて、クリックすると、装備していない箇所は勝手に装備されました。意外な工夫ですね。

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その後、来た道を逆に走っていると、Pre側と思われる集団がいました。

一人でいるより集団と一緒にいる方がいいだろう、ということで勝手についていくことに。

どこをどう走ったのかわからないけど、ガルム回廊のレクスールヒルズにつながるゾーン際に到着。

ここでBuffをかけ、レクスールヒルズへ・・・。


入ったとたん、BSQの小隊と接触!

眠らされて動けないまま死亡・・・。


ヌブールの村に強制送還され、銀行で触媒を補充していると、新しい情報が。

どうやらBSQ軍は、Pre側を迎え撃つ方向で意思統一されたようです。ただし、本気で動くとPre側が蹂躙されるだけになるので、わざとバラバラに動いたり、戦闘地域を限定したりするとのこと。

要するに、「Pre側を倒す」というのではなく、「イベントを成立させる」ということを意識した行動を取ることにしたようです。

もちろん、損な役回りです。それでもやるというのは、やはり、イベントをこのままで終わらせたくないということなんでしょうね。

War側とPre側に分けられて争わせられたけど、イベントを成功させたいと思うのはみんな同じなんだと感じました。


さて、ロストした部分の服を調達するためにイプスへ。

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なんだかたくさんの人がいました。

少し腰を落ち着けて話を聞いていると、どうやら、人を集めて大人数で攻め入ってみようというようです。せっかくなので参加することにして、パーティに入れてもらいました。

しばらく後、進軍開始。

しかし、言葉は悪いですが、やはり、経験がなく地理もわからず戦闘特化でもない、まったくWar向きでない人ばかりが集まった烏合の衆。

また、まとめ役がいるとはいっても、指揮系統と呼べるようなものはありません。

そのため、すぐにバラバラになってしまって、そのたびに集合しなおしになります。

・・・うーん、やっぱり組織的に動くのは難しい。個人の経験の差もあるし、War側とまともに戦ったら、勝てるわけないよなぁ。


てんやわんやしながらも、なんとかレクスールヒルズ入り口へ。

ここでBuffをかけ、一斉に突入!

・・・とはいきませんでしたが、次々にレクスールヒルズへ。


僕はいきなり集団からはぐれてしまい、おまけに、単独行動中のBSQ兵に見つかってしまって追いかけられるはめに・・・。

さらに、慌てて逃げた先がなんと行き止まり! 引き返すしかありません。もうダメかと思いましたが・・・。

ディバインシールドで魔法を回避。さらにすれ違いざまの一撃も回避! 攻撃回避をとっていて良かった・・・。


そのまま走って、岩陰でディバインシールドをかけなおし、谷の向かいに見えた坂へ。

坂を降り、谷底を逃げ回ります。

魔法を受けるたびにディバインシールドをかけなおし、かけなおすたびに魔法をかけられる、という応酬が何度も続きました。

ここまでどうにか攻撃をしのいでいるのですが・・・。


とにかく、道がわからない! 谷底で3度も行き止まりにはまりました。

2回は、引き返す際に斬られたりもしましたが、リジェネレイションのおかげでなんとか回復。魔法もディバインシールドでの回避に成功し、どうにかしのぐことができました。

しかし、3回目ではついにMPが底をつき、ディバインシールドをかけなおすことができない状態に。万事休す。
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あとは、足止め魔法を連続で入れられ、追いつかれて斬られて死亡。

いい感じだったんだけどなぁ・・・。


ヌブールへの転送を待っていると、突然、BSQ兵がこちらに一礼。

びっくりしました。

これは、敬意を表してくれたのだと考えてもいいのかな? うぬぼれかなぁ・・・。

まぁ、その後でしっかりルートされましたが。


殺されることは、やはり気分が悪いですが、この一礼になんとなく救われた気分になりました。


その後、何度か挑戦しましたが、なかなか・・・。


ミーリム海岸から回り込もうとしたのですが、こちら側には入り口がないのですね。どうりで誰もいないと思った・・・。


Pre側にELG軍からの加勢があり、乱戦になっていたおかげで、レクスールヒルズの小隊をどうにか振り切り、尼橋も突破に成功したときもありました。

山沿いに移動して城門そばまで迫れましたが、尼橋−城門間に布陣していた部隊に補足され、後方から集中攻撃されて撃沈。

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見えているのに遠い・・・。


夜も遅くなり、疲れもたまってきたので、イヤリング奪取のチャレンジは切り上げることにしました。


最後に、残ったラムと砂糖を抱えてイプス渓谷へ。

誰もいない、荒涼としたクレーターの底で、手元に残った材料をすべてチョコレートに加工。

こんなに大量に作ったところで自分で使うことはないし、渡す相手もいない。見ている人すらいない。はっきり言って、作るだけ無駄です。

・・・でも、作っていると楽しいんですよね。


その後、現代に戻ってアイテムの整理をして、ログアウトしました。


War側の気遣いのおかげで、「殺し合い」ではなく、「逃げ」に徹して、鬼ごっこというか、ケイドロというか、そういう感じでプレイできたので、それなりに楽しむことができました。

しかし、プレイヤーに殺されることの不快感は、相変わらずでした。他のゲームも含めれば、プレイヤーに殺されることはそれなりに経験しているんですが・・・。

やはり自分は、性格的にWarAgeには向かないようです。


でも、虐殺のあとでそのまま帰ってしまわなくて、よかったと思います。完全に不快なだけになりそうだったイベントを、それで終わらせずにすみましたから。

さて、明日はどうなるのでしょうか・・・?


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