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エリ・パーソン(Elly Person)

@神殿αエリア

@神殿αエリア最初のCALに初アクセス
VRテストフィールド…
神殿αエリアより通信…

アクセス
ハンター A



あー あー。

ごほん!

もしもし?
聞こえます?

はじめましてAさん。
こちらラボ。

最新鋭VRフィールドへようこそ!

私、これから あなたの
サポートを担当するオペレーターの
エリ・パーソンと言います。

よろしくお願いします!

あなたの目の前にいるコが、
こちらも最新鋭の通信端末。

名前は「CAL」と言います。

どうです?
カッコイイでしょ?

デザインとか。
フォルムとか。

…素敵…



ゴホン!

え、えーとですね。

VRフィールド各所に
配置されているこの端末に
アクセスすれば、

いつでもフィールド情報などの
サポートを得ることが可能です。

見つけたら
アクセスしてみてください。

ただし、戦闘中は
アクセスできない場合が
多いと思います。

端末の緑色のライトが
光っていれば
アクセスできるはずです。

…それと…

このVR適合試験は
ハンターズとしてのあなたの能力を
テストするためのものですが、

同時に実地調査のための
訓練にもなっているんです。

VR空間だからといって
モノもダメージも現実と
同じように蓄積されますから…

油断しては ダメですよ?



あっ、ごめんなさい!



はい、
はい、

…すみません。
以後、気をつけます。



ったく なによ…

あ…

余計なこと言うなって
怒られちゃいました。

てへへ。
新人はツライです。



とにかく!
気をつけてください。

きっと今までの
ラグオルのようには
いかないはず。

健闘 祈ってます!
@通常通信
VRテストフィールド…
神殿αエリアより通信…

アクセス
ハンター A



はい!
こちらラボ。

取得したい情報を選んでください。

・エネミーデータ
ラグ・ラッピー

「ラグ・ラッピー。
ラグオル原生生物。」

「臆病だけど
一心に 向かってくる姿が…」

「カワイイ…」?

…なんか変ですね
このデータ。

「倒したと思っても
油断しないこと。」

…死んだフリをする
性質を持ってるみたいですね。
ディメニアン

「ディメニアン。
D細胞型亜生命体。」

…まだこの生態系については
完全には解明されていないみたいです。

「このモンスターには
亜種が数体存在する。」

「非常に単純で
思考能力を
持っているかどうかは不明。」

「ただし 集団で
出現することが多く
包囲されると危険。」

とありますね。
モスマント/モネスト

モスマントの巣…になっているのが
モネストですね。

「モスマントとモネスト。
どちらもラグオル原生生物。」

モスマントは倒しても
巣であるモネストから
次々と 出現する。」と。

うーん。

巣のモネストのほうを
先にやっつけちゃうのが
いいみたいですね。
ポイゾナスリリー

ポイゾナスリリーですね…

「ポイゾナスリリー。
変異生命体。
アルタードビースト。」

えーと。生態系は
ラグオルの原生生物に
近いようなんですが。

外部から遺伝子操作が加えられた
痕跡があるとのことで
違う生態系に分類されています。

「遺伝子操作が
人的なものによるかどうかは
いまだ不明。」と。

「人体に異常を
引き起こす攻撃を行う。」

ともありますね。
充分気をつけたほうが
いいと思います。

身体に異常が発生すると
それを治すのに特別な回復剤が
必要になってきちゃいますから。

念のために持っておくに
こしたことはないですけど。

備えあれば憂いなし
ですしね!

・フィールドデータ
データ1

赤マークのゲートは ロックがオン。
つまり通れません。

緑マークのゲートは ロックが解除。
つまり開いている状態です。

基本ですけど…
データ2

レーザーフェンスと
その解除スイッチは
色で連動しているんです。

レーザーを解除したい場合は
同じ色のスイッチを探してみるのが
いいと思いますよ。
データ3

神殿各エリアの中には
行けないって思っても、

橋がかかってないだけ
って場所があるんです。

そういう時は橋を浮上させるスイッチを
探してみてください。
データ4

トラップは 通常見えませんけど
接近すると反応して
飛び出してくるんです。

フィールドを無闇に
ウロウロするのは
けっこう危険ですよ。

あ、でも!

アンドロイドさんなら
隠されたトラップを
見つけることができるんですよね!

体の中に
そんな便利な機能が付いてるなんて!

…素敵。

…あこがれちゃいます。

・VRリンク切断
VRリンクを切断します。

VRリンクを強制的に切断しますと
ラボに戻ることができますが…

再度フィールドに入った場合の
転送先はスタート地点になります。

よろしいですか?

キャンセル

(キャンセルされる)

VRリンク切断

了解。
VRリンクを切断します。

・キャンセル
了解。
通信を終了します。
@神殿αエリアCAL2
VRテストフィールド…
神殿αエリアより通信…

アクセス
ハンター A



Aさんですね!
こちらラボ。

はい!
エリです。

調子はどうですか?

そう、さっき
伝えそびれたことが
あったんです!

えーと。

VRフィールドに
設定されたモンスター達は、

いちおう Aさんたち
ハンターズがラグオルで採取してきた
データを元にしてるんですが…

新ポイント調査任務において
想定される危険レベルに基づいて
調整されて…いるそうです。
それに…

ラグオルの実際のデータとは
大きく違うところがあるんです。

それは生態系!

なあんだなんて
バカにしないでくださいね。

ラグオルでは同じエリアには
存在していなかったはずの生態系も、

このVRフィールドでは
存在しうるってことです。



う…

ごめんなさい。
またしゃべりすぎちゃったみたい…



…えーと。

Aさんなら
この意味わかりますよね?
@神殿αエリアCAL3
VRテストフィールド…
神殿αエリアより通信…

アクセス
ハンター A



Aさんですね!
こちらラボ。

はい!
エリです。

調子はどうですか?

もう体験済みかもしれませんけど…
VRフィールドの一部は
迷路みたいなイジワルな作りに
なってたりします。

…ホント設計した人の
性格が出てるっていうか…

…えーと。

なので
迷ってしまう前に!

エリアマップを開いて
自分の位置を確認してみるのを
オススメします。

では。
頑張ってください!

@神殿βエリア

@神殿βエリアCAL1
VRテストフィールド…
神殿βエリアより通信…

アクセス
ハンター A

VRフィールド
神殿αエリア通過確認。

VRフィールド
神殿βエリア展開完了。


Aさんですね!
さあ、次のエリアですよ!

気を引き締めて
くださいね!
@通常通信
(注:神殿βから追加されるもののみを記載)
・エネミーデータ
グラスアサッシン

グラスアサッシンですね…

「グラスアサッシン。
変異生命体。
アルタードビースト。」

えーと。生態系は
ラグオルの原生生物に
近いようなんですが。

外部から遺伝子操作が加えられた
痕跡があるとのことで
違う生態系に分類されています。

「遺伝子操作が
人的なものによるかどうかは
いまだ不明。」と。

「粘着力の高い糸を吐いて
獲物を動けなくしてから
両腕の長いカマで攻撃する。」

「また 危険を察知すると
なりふりかまわず突進してくる
性質を持つ。」

うわぁ。危なそう!

なんとかにカマ。
ってかんじですね。

あ、追記がありました。

「ただし 視界が狭いことを
利用して撹乱させる戦法が有効。」

だそうですよ。
ヒルデベア

ヒルデベアですね…

「ヒルデベア。
ラグオル原生生物。」

「大型の哺乳類。
非常に凶暴で力が強い。」

「正面から挑むのは危険。」
と。

…えーと。

ラグオル地表では
ヒルデベアの子供も確認されてて、

そちらのほうは
比較的おとなしかったみたいです。

「凶暴化した原因については
他の原生生物同様
不明な点が多い。」

ってデータにはありますね。
ダークベルラ

えーと。
ダークベルラですね…

ダークベルラ。
D型亜生命体。」

…まだこの生態系については
完全には解明されていないみたいです。

「動き自体は非常に緩慢である…」

「が、
巨大な腕を使用して
広範囲に攻撃を行う。」

だそうです。

油断大敵!
ですよ。

動きが遅いからって
遠くにいても
安心してちゃダメです。

・フィールドデータ
データ5

プレストラップは
下にあるものを押し潰す
かなり痛いワナです。

部屋に入る前に天井部分から
突き出して上下に動いてたら
プレストラップがあるって印です。
特に暗い部屋に入るときは
注意してくださいね。

あれって
見てるこっちも
痛いんですよね。
データ6

フィールドに
仕掛けられている
ワナの中には…

普段は地中に埋まっていて
誰かが接近すると反応して
攻撃してくるものがあります。

「ピラー」
っていうみたいですね。
実際にラグオルにあるのは
パイオニア1が設置した
何らかの警備装置だそうで。

破壊するまで標的を
ずっと攻撃し続けるので
けっこうやっかいです。

こいつを見つけたら
早めに破壊しちゃうのが
オススメです。
データ7

一見 壁のように
見えるんですけど…

実は壊して通れる!
っていう場所もあるんです。
よおく注意してみてくださいね。
裏にいろいろと
隠されてることがありますから。
データ8

神殿の各エリアの中には
抜け道、みたいなところが
たくさんあって…

しかもレーダーマップにも
映らなかったりするんです。
えーとつまり、

レーダーマップにばかり
頼っていてはダメ、ってことですね。
@神殿βエリアCAL2
VRテストフィールド…
神殿βエリアより通信…

アクセス
ハンター A

Aさんですね!
こちらラボ。

はい!
エリです。

調子はどうですか?

そろそろ
辛くなってきてたりしませんか?

もし危険な状況の際には
いったんVRフィールドから
戻ってくるのがオススメです。

えーと。
内緒ですけど…

この適合試験では
最終的なエリア達成率が
大きく影響します。
つまり
何度でも挑戦はできる、
ってことです。

Aさんが
適合試験に合格すれば…

わ…!





…ふう。

今回は
気づかれてないみたい。



…ゴホン!

ということで
頑張ってくださいね!
@神殿βエリアCAL3
VRテストフィールド…
神殿βエリアより通信…

アクセス
ハンター A



Aさんですね!
こちらラボ。

はい!
エリです。

調子はどうですか?

次のエリアが
神殿のFINALエリア。

えーと
設定されたデータによると…

バルバ…

あれれ?

読めなくなっちゃいました。

…おかしいな。



…あれ?

…と、とにかくですね。

今までのモンスターとは
比べものにならないのが
用意されてるみたいです。

充分
気をつけてください!

@神殿FINALエリア

@神殿FINALエリアCAL1
VRテストフィールド…
神殿FINALエリアより通信…

アクセス
ハンター A

VRフィールド
神殿FINALエリア通過…

お疲れ様でした。
Aさん!

神殿エリアにおける
全てのVRテストは
これで完了です。

いったんリンクを解放しますので
転送装置へお入りください。
@通常通信
(注:神殿FINALから追加されるもののみを記載)
・エネミーデータ
???ラッピー

実はですね。
ラグ・ラッピーのデータの下に
空欄があるんですよね。

あ、情報がありました。

「見つけた人に幸せが訪れる」

???

…なんなんでしょう これ。

私 ラッピーには
希少種が存在するって
聞いてたんですけど…

それのことかなあ?
ナルリリー

ナルリリー…は

ポイゾナスリリーの
希少種ですね。

「ポイゾナスリリーに
比べてかなり力が強い。」

ナルリリーが出現したら
なんとか近づかずに倒すのが
得策かもしれません。
ヒルデブルー

ヒルデブルー…は
ヒルデベアの希少種です。

「ヒルデベアは体内に熱を蓄積し
外敵に対し火炎弾として吐き出す
内臓器官を持つ。」

…のに対して、

「ヒルデブルーは
冷気を体内に蓄積している。」

とありますね。
バルバレイ

えーと…
データによればですね。

「ラグオル地下下水道で
生息が確認された
甲殻生物デ・ロル・レ。」

「変異生命体。
アルタードビースト。」

…ですね。

「これは生物の遺伝子を
操作し異常に進化させる
能力を持つことが判明。」

「現在ラグオル地下における
アルタードビースト出現の
原因と考えられている。」

そのデ・ロル・レが
海洋上に逃亡した場合を想定し
進化シミュレートした結果が」

「このバルバレイである。」

…だそうです。

でもでも、これって!
すごいことなんです!

このラボの最新鋭のVRシステムって
ある高度なAIを積んでるんですが…

このAIが
導入されてからというもの、

ラグオルの調査分析も格段に進んで!

今まで不透明だった
ラグオル地表の
状況や生態系も把握できたし!

さらに
高度なシミュレーション結果まで
VRシステム上に反映できるなんて!

やっぱり素敵…





…ハッ!

なななんでもありません!

ごめんなさい!
なんでもないです!

…今の
…忘れてください。

・フィールドデータ
データ9

実は
この神殿エリアの設計者さんは
女性の方なんですよ。

わたしも
仲良くさせていただいてて…

だいぶ、変な…



いやいや、えーと。
一風変わった方で。

タイレル総督の像とかは…

…はあ。

…シュミだそうです。

はああ。

本星にある古代遺跡を
モチーフにしてるそうですよ。

遺跡好き?

…は?

…幸せの鳥?
なにそれ?



あ!
ごめんなさい!

混乱させるつもりでは…

えーと。神殿エリアは
そんなカンジだそうです!

@宇宙船

@空白
空白
@宇宙船クリア後
準備ができたら
スロープ下の向かって右、
黄色のゲート奥へどうぞ。

地表への転送装置が設置されているはずです。

@中央管理区メインゲート前

@中央管理区メインゲート前CAL
(※中央管理区に初下降後、CALにアクセスする前にラボに戻ってエリに話しかけた場合、このメッセージは流れません。)

ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

ここは
ガル・ダ・バル島にある
施設管理区域。

目の前にあるのが
おそらく施設へのメインゲート。

…のはずなのですが。
おかしいですね
閉まっているみたい。

えーと。あ。

カルが推測して
くれるみたいです。



OK。
出ました。

…彼によるとですね。

「このゲートロックは現在、
島全体にセキュリティモードが働いているため。」

で。

「この封鎖を解くには、」

「この管理区から移動可能な
各エリアに存在するだろう
セキュリティロックスイッチ、」

「これを全て
解除してくる必要がある。」

…とのことです。

でも、

セキュリティモードが
島全体で働いていると仮定すると…

島各地での危険レベルは
かなり高いと想定されます。

気をつけてください。

@中央管理区に下降後のラボのエリ
カルの推測によれば…

「現在メインゲートが
 閉じられているのは、」

「島全体にセキュリティモードが
 働いているため、」で。

「この封鎖を解除するには、」

「この管理区から移動可能な
 各エリアに存在するだろう
 セキュリティロック。

これを解除する必要あり。

…とのことです。

でも。

セキュリティモードが
島全体で働いていると仮定すると…

島各地での危険レベルは
かなり高いと想定されます。

気をつけてください。

@通常通信
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



はい!
こちらラボ。

取得したい情報を選んでください。

キャンセル
解析データ
メッセージログ


(該当する解析データを取得していない場合)

えーと。

あれ?
ごめんなさい。

これはまだデータ解析が
済んでないみたいですね。


(キャンセル時)

了解。
通信を終了します。

@メッセージログ1
(メインゲート前コンソールよりデータログ取得後)



…これを誰が
聞くことになるのかは
わからんが…

この惑星ラグオルの
真実の姿の記録として
これをここに残す。

オレの名はフロウウェン。

パイオニア1陸軍副司令官
ヒースクリフ・
フロウウェンだ。



我々の目的である
惑星ラグオル殖民の進行状況は
悪くはなかった。

コーラル本星環境の悪化。
新天地の必要性から発令された
このパイオニア計画。

惑星に到着した我々は
生存可能かどうかを調査し
居住環境を築いた…

だが、この選定された惑星が
間違っていたのかもしれぬ。

…いや、

最初から
そう仕組まれていたのだろう。

ラグオル…

この星に眠る「アレ」は
我々の手で扱える範疇を
遥かに超えたものだ。

掘りおこすべきではなかったのだ。

この呪わしき
過去の遺産は…



@メッセージログ1を聞いた後、CAL初アクセス時
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

メッセージログの
転送確認しました。

こちらでの解析も
終了しています。



声紋データの照合も通りました。

このメッセージログは
フロウウェンさん本人が
記録したものです。

これが記録されたのは
私たちパイオニア2が
ラグオル軌道上に到着する前。

つまり、あの爆発の前
ということになります。



逆に言えば 爆発以前に
記録されたものですから、

これだけで
彼が生きているという
証拠にはなりませんよね…

@密林地区

@解析データ_密林地区
(※密林地区北コンソールのデータログ取得後以後)

現在までに判明した
モンスターのデータを
説明します。

施設のデータ上には、

「実験コードレベルβ
 被検体:原生生物」

とあったものです。

植物型の変異生命体である
メリルリア。
メリルタス。

この2種は
ガル・ダ・バル各地において
かなりの数で確認されてます。

さらには、

「雌雄が存在し、
 そのうち雄の固体が
体内に毒素を持つ。」

そうです。
どっちが雄なんでしょう?

でも、隠れていたり
見つけても逃げたり、

…すごく 臆病みたいですね。



でも 油断は禁物。

この上位種にあたるものも
密林地区で発見されてます。

メリカロルと呼称しますが、

かなりの巨体なので
地中に根を張っていますけど、

移動しているところも
偵察端末によって確認。
注意してください。

しかもデータには、

「下位種である2種と同様に
 状態異常誘引因子が体内より
検知される。複数種あり。」

とありますね。

@メッセージログ2
(※密林地区東コンソールのデータログ取得以後)



…初めて「アレ」に遭遇したのは…

そうだな。

古代船の発掘作業も
かなり進んだころだ。

惑星ラグオルに眠る
超古代文明を発掘し、

その技術を
我々の文明の進歩に云々…

体のいい理由だ。

だが、少なくともオレは…
そのための計画だと信じた。

地表でテラフォームや
セントラルドーム建設などの
殖民作業が進んでいる中、

その地下では
発掘作業が秘密裏に
進められた。

地表の連中は
地下でこんなことが行われているとは
夢にも思っていなかっただろう。



長い時間と労力を費やして
発掘部隊は、遂に古代宇宙船
内部への侵入に成功した。

だが、
喜んだのもつかの間だった。

…「アレ」が現れた。



発掘部隊は全滅。

以後 古代船内に入った人間は
誰一人として戻ってはこなかった。

敵意を持った生命体の存在。
確認できたのはそれだけだ。

時を経ずして
討伐作戦が発令された。



オレは 一生忘れんだろう。

まるで 暗闇の深淵から
這いずりあがってきたようなあの姿。

ひとつの姿を
保てていない、
と言うよりは むしろ…

ひとつひとつの細胞が
死と再生を繰り返して
いるかのようだった。



…撃退には成功した…

が、オレが指揮した
軍の討伐部隊も ほぼ全滅。

そして生き残ったオレは
その代償にこの傷を受けた。

今でも蠢く
この傷は「生きている」

そしてオレの体を
支配しようと
侵食し始めている…



@メッセージログ2を聞いた後、CAL初アクセス時
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

メッセージログの
転送確認しました。

こちらでの解析も
終了しています。



…気になるのは…

メッセージの中の
古代宇宙船に
出現したっていう「アレ」、

…ですけど。

それって古代宇宙船内に出現した
D細胞型亜生命体群の
ことなんでしょうか?

それとも やっぱり…

@高山地区

@解析データ_高山地区
(※高山地区コンソール1のデータログ取得以後)

現在までに判明した
モンスターのデータを
説明しますね。

施設のデータ上には、

「実験コードレベルα
 被検体:原生生物」

とあったものです。

ちなみに
こちらの偵察端末によって
確認されているのは…

ウル・ギボン。
ゾル・ギボン。
この種は群れで行動します。

複数で囲まれると危険。
もし囲まれたら一点突破で
脱出するのをお薦めします。

この2種は
ガル・ダ・バル各地で
確認されていますが、

群れのリーダー格らしき
固体は高山地区でのみの
確認となっています。

ギボンと同種と思われますが
ギブルスと名づけました。

こちらは、かなりの大型で。

しかも、かなり上空の偵察端末が
破壊されてるくらいですから…

跳躍能力が高く、かつ
かなりの凶暴性を持っている
と推測されてます。

注意してください。

@メッセージログ3
(高山地区コンソール2よりデータログ取得以後)



「D型因子」

…この傷を指してオストは言った。

未知の生命体。
その発見に奴は狂喜していた。

そして オレに
こう聞いてきた。

「故郷を失いつつある
 我々の未来のため 君の身体を
政府に提供する気はないか?」

と。



老い先も短いこの身体が
人々の未来のためになるならば
なにも思い残すことはない。

そう考え、オレは
幾つかの条件と引き換えに
政府の申し出を受けた。

オストはそれを聞くと
喜び勇んで言った。

「君はこれから
 政府公認の実験体となることを
 認めなくてはならない。



つまり これから
何が起こったとしても
何も言うことはできない。

死んだ人間になれ
ということだ。



「死亡の発表や本星に残してきた
娘や友人へのメッセージの送信は
全て政府が済ませる。」

と奴は言った。



提案を受け入れたとは言え
心残りもあった…

この老いぼれを「師」と呼び
こんな未開の地にまで
ついてきてくれた あの利発な娘。

オレの死を知らされた時
あの娘はどう思うだろう…



だが、
そんな感傷もつかの間だった。

オレは死んだことと世間には
発表され、ある場所に移送された。

それが全ての過ちの
始まりだったのかもしれぬ。

今 惑星ラグオルを
覆う現実は 言わば、

オレのこの決断が
生み出してしまったようなものかも
しれないのだ…



@メッセージログ3を聞いた後、CAL初アクセス時
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

メッセージログの
転送確認しました。

こちらでの解析も
終了しています。



これ…
本当なんでしょうか?

本当だとしたら
とんでもないことです。

チーフが秘密裏に調査を行え
と言うのもわかる気がします。

オスト博士は
科学者として
非常に高名な方ですし…

このパイオニア1で
行われていた出来事。

これがパイオニア2の
一般層にまで広がったら…

…大変なことになります。

@海岸地区

@解析データ_海岸地区
(※海岸地区コンソール1のデータログ取得以後)

現在までに判明した
モンスターのデータを
説明しますね。

施設のデータ上には、

「実験コードレベルα
 被検体:原生生物」

とあったものです。

「海岸地区において
 変異が確認された大型蜂。」

ラボではこちらを
ギ・グーと呼称しますが、

「小型蜂を
 多数 統率している。」

こちらはギーと呼びます。

女王蜂と兵隊蜂、
みたいなものですね。

キ・グーは蜂で言えば
針の部分に高いエネルギー反応が
検知されています。

また、偵察機が接近時に
ギ・グーがネット状バリアを
展開するのを確認してます。

ウカツな攻撃は
危険かもしれません。

@解析データ_中央管理区
(※海岸地区コンソール1のデータログ取得以後?)

えーと。

現在までに判明した
モンスターのデータを
説明します。

施設のデータ上には、

「実験コードレベルα
 開発:捕獲用マシン」

とあったものです。

解析データには、

「管理区防衛と試験場監視を
 目的として地表に配置した
 ベリル・スピゲルタイプ」

「この2タイプのAI部分に
 D型因子感染を確認」

「セントラルドーム地下施設と
 同様のウィルス型汚染症例」

「D型因子はマシン経路からの侵入も
 可能なことが立証された。」

と、あります。

それと装備として、

「フォトン迷彩
 転移ジェネレーター
 焼却装置」

ですね。

聞きなれないものもありますね。
用途は捕獲用とありますけど…

おそらくこの技術の一部は
パイオニア1ラボで
独自に開発されたものかと…

@メッセージログ4
(海岸地区コンソール2よりデータログ取得以後)



いつの間に
こんな施設を作ったのか…

セントラルドームから
遠く離れたこの島に
オレは移送されてきた。

地上と海底。

島全体が巨大なラボのようなものだ。

さらに パイオニア1ラボの
主だった博士連中が
雁首揃えてオレを待っていた。

オスト博士を初め…
フォトン工学の権威
グレイブ博士夫妻…

これも
計画のうちだった
と言うわけだ。


やがて オレの身体を
研究材料とした
実験が始まった。

詳しい内容についてはわからんが、
その研究は多方面に
渡っていたようであったし、

その研究成果自体も
オストの様子から察するに
悪くはないようだった。

そんな中…

あの古代船から再び
大量の亜生命体が発生した
という話を耳にした。



まだ 死んではいなかったのだ。



今 考えれば…

死、という我々の概念を
あの生命体に適用すること自体が
間違っていたのかもしれん。

だからこそ 古代人たちは
宇宙船ごと この星の奥深くに
「アレ」を封じ込めた…

未知のフォトン…
永遠の生命体…

そう考えると
あの高名な博士連中が
躍起になるのにも納得が行く…



@メッセージログ4を聞いた後、CAL初アクセス時
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

メッセージログの
転送確認しました。

こちらでの解析も
終了しています。



「地上と海底。
島全体が巨大なラボ。」

とありましたよね?

実は、この言葉って
ラボ独自で行った現地調査とも
符合するところがあるんです。

そしてそれは
カルの推測とも一致している…



今は詳しい説明を
避けますが、

はっきりしたことが
判明し次第
お伝えするつもりです。

ちょっと
待っててくださいね。

@メッセージログを読んで以後?、ラボのエリ
やはり
例のメッセージの続き
見つかりましたね。

解析結果も予想通りでした。

以前の記録と同日に
記録されたものだと
判明しています。

さらに このメッセージは
これで全部ではありません。

おそらく…

ある程度の長さの記録を
分割してデータベース内に
隠してあるんだと思います。

また 他の端末から
アクセスすることによって、

別のメッセージログが
引き出せるかもしれません。

調査の続行、
よろしくお願いします。

@全セキュリティロック解除後

@全セキュリティロック解除後、CAL初アクセス時
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

やりましたね!

各エリアの
セキュリティロックを
全て外したので、

中央管理区メインゲートの
ロック解除が確認されました。

これで やっと施設内への
侵入が可能になったわけです。

でも!
気を抜いてはダメですよ。

ここから先のほうが
今までより危険なことに
間違いはないんですから!

@全セキュリティロック解除後、ラボのエリ
(※実際には、セキュリティロックを一つでも解除すればこのセリフを話すようになるようです。ですが、内容からすると全セキュリティロック解除後のセリフであるはずなので、早くからこのセリフを話すようになるのはバグであると考えられます。)

現在 セキュリティロックが
全て解除されたので、

中央管理区のメインゲートから
施設内に侵入できるように
なっています。

また…

こちらで判明している
情報をお伝えしますと、

つい先頃、ガル・ダ・バル島から
異常フォトン反応が検出されました。

そうです。

ラグオル地下遺跡と
同様の異常フォトン反応。

…これは
現地にD細胞型亜生命体が
多数存在する場所がある。

ということを
示しています。

気をつけてください。

詳しいことについては
現在調査分析中です。

わかり次第
お伝えしますね。

異常フォトンの検出は…

現地にD細胞型亜生命体が
多数存在する場所がある。

ということを
示しています。

気をつけてください。

@中央管理区

@ボスエリア内CAL
ガル・ダ・バルより受信
識別コード確認

アクセス
ハンター A



Aさんですね。
こちらラボ。

はい!
エリです。

やりましたね!

あんな大きい怪物を
倒せるなんてすごいです!

…ふう。

モニターで見てて
ドキドキしちゃいました…



ゴホン!

その生物に関する
データ解析は
引き続きラボが行います。

転送装置から
ご帰還ください!

@中央管理区クリア後ラボ

@チーフと会話前のみ
お帰りなさい!
Aさん。

無事で良かった。

… … …

あ。そうです!

チーフが先ほどから
お待ちなんです。

どうぞ そちらへ!

チーフが
先ほどからお待ちです。

どうぞ そちらへ!

@チーフと会話後
海底に施設が
あるという話、
お聞きになりました?

まさか、そんなところに
研究施設があるなんて…

わたしたちもビックリです。

内部を偵察端末で
調査したところ、

海底施設は地表と違って
完全に実験や開発の為に
造られた場所のようです。

規模は、ほぼプラントと
言ってもいいくらいです。

ただ、ここで大勢が
研究実験を行っていた
と思われるんですが、

偵察端末の調査では
今のところ生存者は
確認されていません…

…でも。

悲観的になっていても
仕方ありませんよね。

カルが正確な座標を
計算してくれたので
それを転送装置に設定しました。

地表への転送装置から
プラントへ行けるように
なっているはずです。

調査の続行、よろしくお願いします。

やっぱり
少し心配なんです。

また 誰も残って
いないんじゃないかって…

@海底プラント

@海底プラント初降下後ラボ
異常フォトン濃度は
下へ行けば行くほど
高くなっているようです。

まだ 何が潜んでいるかも
わかりません…

カルも警告してます。
充分 気をつけてください。