要約すると、「体制の見直しをしています。今週末の再開が目標です。」 最低限のことだけを書いた、という感じでしょうか…。 これで安心しろと言われても、とても無理です。 何より、肝心の情報漏洩の被害者への対応が不十分すぎます。 まず、連絡の付け方に穴があります。 登録メールアドレスが間違ったアドレスのままの場合、運営からのメールは届きません。アドレスが正しくてもスパム誤認されて削除される可能性もあります。 また、受付窓口とされるメールアドレスは飽和状態でまともに機能していないようで、被害者側からアクションを起こすことも難しくなっています。 次に、本人確認の問題です。 本来なら、IDやパスワード、秘密の質問と回答などで本人確認するところですが、すべて漏洩してしまっているこの状況でどうやって見分けるのでしょうか? 最後に、補償の問題です。 成りすましがあった場合、被害者のデータを復旧するのか、しないのか。 こういった重要なことを、いつになったら発表するのでしょうか。それを抜きに上記の続報のような発表を出されても、不安は解消されません。 しかも、電話で問い合わせしても「検討中」「会議中」という回答しかないそうで…。 これで「ご理解頂けますよう宜しくお願い申し上げます」と言われても、無理です。 さて、情報の漏洩、ということについて、もう少し書いてみます。 「■一部情報流出に関するお知らせ (2006.02.20 22:45)」では、
と書かれており、秘匿されていたFTPサーバーが何者かによって探り当てられてリークされた、という風に読めます。 しかし、このFTPサーバーのURLは、KOの公式サイトのFAQに記載されていた(現在は削除済み)、という指摘があります。 また、KOの公式サイトの別のFAQ(※)に現在も記載されているドメインと、今回問題となっているドメインは、同IPであるという指摘もあります。
これらの指摘が正しい場合、「情報の出所」とはKO公式サイトであるということになり、秘匿したFTPサーバーがリークされた、という表現は当てはまりません。 この点について、運営はどのように考えているのでしょうか。自らが情報の出所であることを隠すための情報操作ではないか、と勘ぐられても、仕方のない状況であると思うのですが。 なお、発端とされる書き込みは「正体不明のファイルがあるけど、アップデートかな?」という内容ですから、MoEユーザー情報と知った上の書き込みではないように見えます。演技でなければ、ですが。 そういう意味でも、秘匿情報をリークされたかのように表現するのはおかしいのではないでしょうか。
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